当ホームページの交差点集でも紹介している岩手県紫波町北日詰の「日詰駅入口」交差点で、新たな信号機が設置されているのを発見した。設置されていたのは主道側の西側の横断歩道用の歩行者用信号機で、新型ではなく中古の信号機であった。
平成17年初め、主道側の東側の横断歩道に京三製作所の第二期目のU形灯器が登場した。そして平成21年、今度は西側の横断歩道に、掲載写真のような京三製作所の第一期目のU形灯器が登場していた。
両者とも同じ京三製作所の信号機だが、製造時期と設置時期の順番が逆で、前者は新設、後者は移設ということになる。この対照的な現象が少し面白い。
しかし、いずれもレンズはノーマルタイプで、煉瓦模様の西日対策レンズではなかった。やはり京三製作所の歩行者用信号機には西日対策レンズが用いられないようである。
最近は薄型LED信号機が増加傾向にある岩手県だが、まだ中古の電球式のU形灯器が移設されることがあるようだ。今後、新設ばかりでなく、移設についても興味深いことがありそうである。
また、国道4号線沿いの交差点では、以前のこの交差点のように、主道側に歩行者用信号機が設置されていない箇所が目立つ。今後ともこの交差点のように歩行者信号機の追加を行っていってもらいたい。 |