昨日、盛岡市で名物の一つだった松下製の試験LED信号機が更新されていることに気づいた。突然の更新に驚くと同時に、残念な気分になってしまった。更新後は小糸工業製の信号機となっていた。
更新された試験LED信号機は、盛岡市菜園通の盛岡大通郵便局前交差点の主道側に1基だけ設置されていた。銘板表示が松下通信工業で、灯体は京三製作所で多く用いられていた分離型アルミ製信号機で、レンズ部は中央部から6方向に広がっている模様をした小粒のLEDであった。
主道側のその他の信号機は、日本信号銘板の小糸工業製樹脂製信号機であった。こちらも右折矢印が直径25cmのもので、そこそこ珍しいものだった。
周辺の道路や交差点の様子から見て、この交差点は美装化が行われるものと私は考えていたため、信号機の更新はしばらく行われないだろうと予想していた。しかし、その予想が見事に外れてしまった。それに驚くと同時に、貴重な信号機の消滅にとても残念な気分でいる。
一方、新しく登場した信号機は小糸工業の薄型LED信号機だった。気づいたのは昨日の夕方だったため、まだ銘板をじっくり見ていないが、警交仕規第1014号の新型かどうか気になるところである。
更新された信号機は交差点集用に撮影しているため、その写真を整理した上でホームページに掲載したい。 |