LEDプロジェクター式(LEDレンズユニット式、LED集約タイプ)信号機が設置されている交差点が盛岡市内に1箇所ある。その信号機1基に変化が起こった。即ち、青部分のユニットが交換され粒タイプのLEDとなり、青部分が粒LED、黄・赤部分がプロジェクターLEDという信号機となった。
交換が行われた信号機はここ数ヶ月間、青ユニットの部分が弱った蛍光灯のように暗い感じとなっていた。銘板に記載された製造年月が平成12年(2000年)であったことから、点灯を始めてからおよそ10年近く経過しており、寿命が迫っていたのだろう。
この1基以外の信号機については、まだユニット交換は行われていないのだが、数年以内にこの信号機の黄・赤のユニット部分も含め交換が行われることとなるのであろう。
この現象は新型灯器への更新に似ているかもしれない。灯器全体を更新するわけではないのだが、レンズ部分を交換したことにより、全く別の信号機に生まれ変わるに等しいことのように思えるからである。
ここ数年の間に新設されているLED信号機は、いずれの都道府県でも粒タイプが主流で、プロジェクターLEDのものはほとんど見られなくなってきている。従って、プロジェクターLEDは今後こういう形で姿を消していくものと考えられる。平成期の新しいものであるにも関わらず、近いうちに見られなくなってしまう可能性が高いというのも寂しい気がする。
どうやら写真に残す必要のある信号機は角形信号機など古い信号機ばかりではないようである。 |