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(しばらくぶりの書き込みとなってしまいました。久しぶりに話題が出てきたため記事を書いてみたいと思います。それと同時に、定期的にもっと記事書き込みが出来るように努めたいと思います;;;。)
交差点の一部分が薄型LED信号機に更新されるといったことはあるが、それ以外の目立った動きが最近は少ない岩手県の信号機事情であった。ところが、盛岡市市街地の交差点で動きが見られた。盛岡市中央通地内の2交差点が、これまでの通常式信号現示から歩車分離式信号現示に変更されることがわかった。
これらの交差点では、歩車分離式への変更に伴い、ここ数日標示板取り付け等の準備が行われているようであった。その一つとして、上記写真のように2交差点には「お知らせ」と題して、9月1日より歩車分離式となる旨が書かれた看板が配置されていた。その他、車両用信号機には「歩車分離式信号機」と書かれた標示板が取り付けられ、歩行者用信号機には「歩行者 自転車 専用」の標示板が取り付けられた。岩手県の場合、歩車分離式にする際、自転車は歩行者用信号機に従う形にする場合が多いようだ。
この変更により、もちろん音響(視覚障害者用付加装置)でも変化が起こったのは言うまでもない。即ち、冒頭で紹介した音ファイルのように、異種鳴き交わしで歩車分離式専用の鳴り方へ変更された。該当の2交差点の内、サンビル前交差点は制御機の交換まで行われていたのだった。
誘導音1「ぴよぴよ」 誘導音2「かっこう」 まず、今までのサンビル前交差点は上記音ファイルのような音が鳴っていた。警交仕規第217号の初期型:形式「AP-NV-1」の217号新音質である。
誘導音1「ぴよぴよ」 誘導音2「かっこう」 その後、歩車分離式化が間近に迫った8月31日に確認したところ、上記音ファイルのように微妙に音が異なっているのだった。制御機を見ると、217号第2期目の形式「AP-NV-2」のタイプに変わっていたのだった。交換前の制御機はどこに行き、交換後の制御機はどこからやってきたのか、が疑問に感じたことだった。
その答えは、隣の「岩手公園下」交差点にあったのだった。サンビル前交差点とは対照的に、「岩手公園下」交差点のほうは形式「AP-NV-2」から「AP-NV-1」へ変更されていた。どうやら上図のような感じで、この2交差点間で制御機の交換を行ったようである。
「AP-NV-1」を異種鳴き交わし化した例はあり、そのまま変更を行うことも可能だったのではないかと思うのだが、「AP-NV-2」へあえて交換を行ったとなると、そのほうが歩車分離式専用の鳴り方とする上で都合が良い点が多かったということなのだろう。その辺りも気になるような出来事であった。
一方で、歩車分離式に変更されたもう一方の交差点の「裁判所前」交差点のほうは、変更前も異種鳴き交わしだったことから、こちらはサンビル交差点のように制御機が変更されたりすることはなかった。
いずれの交差点とも歩行者の通行量は多く、歩車分離式化したことにより安全性を高めることが出来て良かったと思われる。しかし、同時に車の通行量についても多く、ラッシュ時を中心に混雑することの多い交差点でもあることから、歩車分離式化の影響で渋滞がひどくならないかどうかが心配されるところだ。今後とも交通量調査などを通じて渋滞をなるべく抑えるような対策をとっていく必要はあるだろう。
「歩車分離式となって良かった」という声が多く聞かれる結果となることを祈りたい。 |