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お盆の秋田県鹿角市   - 2008/08/31(日曜) No.4


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 先日、お盆休みを利用して、秋田県鹿角市を一日かけて回ってみた。同市は、マインランド尾去沢という観光地には行ったことがあるのだが、市街地をじっくり見たことはなかった。そういうこともあり、このたび市街地散策を回ってみようと考えた。

 秋田県鹿角市は秋田県の北東部に位置し、隣り合う岩手県八幡平市とはJR花輪線でつながっている。市では「輝く未来へ向って躍進」というイメージから、市の鳥には声良鶏(こえよしどり)が指定されている。

 観光地のマインランド尾去沢は日本最大の高山地帯として知られ、脈状の銅鉱脈を採掘した鉱山である。昔は金、銀、銅、鉛、亜鉛等が産出され、平泉の黄金文化に大いに貢献したとも伝えられている。秋田県鹿角市を訪れたならば、見ておきたい場所の一つである。

 また、毎年八月に鮮やかな絵灯籠が巡行する七夕行事「花輪ねぷた」も有名な町である。

 そんな鹿角市の市街地商店街は、明るい色合いの歩道に屋根がついており、地元の店やマックスバリューなどの店が連なっており、人通りもそこそこで活気があった。また、伝統を感じられる建物が並ぶところもあり、市街地はまことに良い景観だった。

 JR花輪線の鹿角花輪駅からその商店街へと進んでいくと、まずは音響信号付きの交差点に出会った。灯器は小糸工業製の鉄板製丸型で、視覚障害者用付加装置は歩車分離式のためぴよぴよのみ鳴った。秋田県では交差点全体の歩行者信号が青になる場合、ぴよぴよを鳴らす場合が多い。

 その交差点を通った後、国道282号線や県道66号線を中心に散策したところ、薄型LED信号機がいくつか見られた。見つけた薄型LED信号機は、小糸工業製車両用が一箇所、信号電材製の車両用および歩行者用が一箇所ずつだった。いずれも国道282号線沿いであったことから、秋田県では主要な路線を中心に薄型LED信号機が増加していることが伺える。

 今回の散策で少し残念に感じたことは、音響信号付きの交差点が一箇所しか無かったことである。商店街が連なる県道66号線沿いでは交通整理の行われている交差点が3箇所ほどあったにも関わらず、音響信号付きの交差点は一つもなかった。

 鹿角市は駅から歩いてすぐに綺麗な町並みの明るい商店街が見られる良い町であった。だからこそ、歩行者が安全に商店街を歩けるよう、信号面では音響信号をもっと積極的に活用していったほうがよいのではないだろうか。

 いつまでもこの明るさが維持されたまま、今後とも町が発展していくことを期待したい。

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