各地で話題を呼んでいる超薄型LED信号機。従来の薄型LED信号機よりもさらに薄く、凸凹の少ない滑らかなデザインで、材質にはアルミニウムではなくステンレス鋼が用いられているようだ。
この超薄型LED信号機が岩手県内各地で少しずつ数を増やしている。どうやらコイト電工(株)製の車両用信号機においては標準化され、今後はこちらを用いていく方針と見られる。
岩手県盛岡市においては、5箇所ほど設置が確認された。その内、既に交差点集で紹介している盛岡第三高等学校前、運動公園南は以前設置されていた灯器が姿を消し、車両用はコイト電工(株)の超薄型、歩行者用は日本信号(株)の薄型、という感じになっていた。
その他、花巻市豊沢町地内や北上市村崎野地内においても超薄型が登場していた。この中には更新される以前の灯器が、電球式とは言うもののアルミ製の比較的新しいものもあった。従って、アルミ製灯器であっても電球式であれば更新対象となりうるようである。
もちろん、電球式よりLED式のほうが消費電力が少ないなど、色々な面でメリットが大きいのは言うまでもない。しかしながら、岩手県は更新頻度が多いものだと改めて感じずにはいられない。更新するのがアルミ製灯器である場合は、可能な限り移設で再利用するなど行っているものとは思われるが、あまり更新を行うと費用が嵩むし、長い間用いられなかったという意味では大変もったいない。よって、レンズ部だけLED式にするなどといった方法も一考の余地があるのではないだろうか。
そして、現存の灯器をより良い灯器に更新することももちろん大事だろうが、歩行者用信号機が付いていない箇所に新設することもとても大切なことである。私見を述べると、もっと後者のほうをやってもらいたいと思う交差点が多い。 |